油絵を描くのも好きで 絵画は観るも創作も大好きです
よく美術好きの友人と展覧会に行きます

そしていつも経験するのですが。。。 

絵画を見ているうちに知恵熱のような
身体が熱くなって頭がグラグラしてきます

そして必ず途中でベンチに座って休憩します
そうやって休憩していると友人も同じく隣に来て休憩

聞けば友人も私と同じように身体が熱くなり
酸欠のような息苦しくなるそうです
そして休憩中に2人で数回深呼吸して続きを観に行きます 

美術館を出る頃にはいつも
「あ~素晴らしかった」という本物の美術に触れた満足感と同時に
ものすごい疲労感を感じます

帰り道を進む私達の足の遅いこと。。。

先日 訪れた京都で開催している
「ルーブル美術館展」でも 同じ経験をしました

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私の推測ですが。。。

約100年以上いやもっと
500年 600年以上前の絵画があります

その頃の芸術家は 貴族のような高貴な方からの依頼を
受けて描いたりします
気に入ってもらわれなければクビで 
絵描きとしては食べて行けなくなります

時として中には貴族や王族に気に入られようという
意図が見え見えのわざとらしい作品もありますね

こういうパトロン狙いの絵描きもいれば
独自の作風、社会風刺を描き孤軍奮闘していた
作家もたくさんいます

とにかく絵描きとしてやって行くには
大変困難な時代

だから この時代の作品は作家が命がけ魂で描いています
絵画にはその情熱というかパワーが込められていると思います

そういう本物というか本気の物と対峙した時
見る側の私達も本気で真剣に集中して観ているのではないでしょうか?

本気と本気のパワーのぶつかり合い

作品と私達の間に起こっていると思います
例えば作品1つ1つと真剣勝負するようなもの

それが美術展では何十、何百作品とあるのですから。。。

観る方の私達が 熱が出るのも当然かと


京都名物 床が出てました
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